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天文学情報
- アシカの先祖? 新種の動物化石、陸から水へ進化裏づけ
- 12月12日は月がもっと美しく見える日、近地点を通過で地球に最接近
- DNAの3次元構造が生物進化に影響する
- 世界初 次世代原子力システム用“超高純度ステンレス合金”を開発
- 研究室で座ったままリアルタイム深海探査が可能に
アシカやアザラシなどの鰭脚(ききゃく)類は陸上の哺乳(ほにゅう)類が魚を求めて水に入って
進化したと考えられているが、その進化を裏づける全身骨格化石がカナダの北極圏の島で見つかった。
カナダとアメリカの研究者が、23日付の英科学誌ネイチャーで発表する。
見つかったのは、全長約110センチの動物化石。全体の約65%が残っていた。
頭蓋骨(ずがいこつ)の形はアザラシに似ているが、長い尾と平らな指を持っており、
4本の脚の骨の形はカワウソに近いという。2400万~2千万年前のものとみられている。
アザラシなど半水生の肉食動物は、陸生の祖先の脚が変化したひれを持つと考えられてきた。
ダーウィンは「種の起源」で、時折餌をとりに水に入った動物が適応して体形を変えていく過程を予見したが、
その証拠は見つかっていなかった。ダーウィンにちなみ、化石の動物は「プイジラ・ダーウィニ
(ダーウィンの若い海棲(かいせい)哺乳動物)」と名付けられた。(松尾一郎)
(.asahi.com)
http://www.asahi.com/science/update/0423/TKY200904220320.html
月は明日、12月12日に1年の内、もっとも地球に接近する近地点(perigee)を通過し、
地球との距離がもっとも遠ざかる遠地点(apogee)に比べて明るさでは30%、みかけの
大きさでは14%も増大することとなる。
月の近地点通過を受けて、満潮時の海水面の高さも1年を通じてもっと高くなる
「近地点潮(perigean tides)」という現象も起きる予定だ。
普段は見過ごしてしまっているかもしれない月という天体。明日の晩はお月見と
しゃれ込んではいかがですか?
technobahn
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200812111826
JSTバイオインフォマティクス推進事業の一環として、東京大学大学院
新領域創成科学研究科の森下 真一 教授は、スタンフォード大学の
アンドリュー・ファイヤー教授らとの共同研究で、DNAの3次元構造
(ヌクレオソーム構造)がDNAの変異に相関するという性質を、メダカの
DNA全体の情報を分析することによって明らかにしました。
これはDNA進化の新たな原理を示す基本的な成果です。
本研究の対象となったメダカは、日本の研究者により2007年にDNA
塩基配列が解読され、南日本由来系統と北日本由来系統の2系統の
DNA塩基配列の間には1塩基多型(SNP)と呼ばれるDNA変異が
DNA配列全体の3.4%を占める約1600万個も存在することが分かりました。
今回の研究では、超高速DNA解読装置を活用し、メダカのヌクレオソーム
構造をDNA全体にわたって網羅的に分析しました。その結果、遺伝子の
転写開始点の下流におけるヌクレオソーム構造がDNA変異の周期性を
引き起こす要因となっていることを突き止めました。
DNAの高次構造や遺伝子の転写メカニズムは多くの生物種にわたって
共通する基本的なものであることから、本研究は生命の遺伝的多様性が
生まれる過程の一端を明らかにしたものと言えます。
超高速DNA解読装置が急速に普及する中で、本研究で開発した大量の
データを解析するためのクラスター型並列計算機上で動作する新たな
ソフトウエア群は、今後も利用され、新たな生物学的発見へ寄与するものと
期待されます。
本研究成果は、JST バイオインフォマティクス推進事業、文部科学省特定
領域研究ゲノム4領域、米国国立衛生研究所(NIH)の研究助成によって
得られたもので、2008年12月11日(米国東部時間)に米国科学誌「Science」の
オンライン速報版で公開されます。
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20081212/index.html
独立行政法人日本原子力研究開発機構の原子力エネルギー基盤
連携センターと株式会社神戸製鋼所の研究グループは共同で、
原子力用の画期的な「オーステナイト系超高純度(Extra High Purity)
ステンレス合金」の製造技術を世界で初めて確立しました。
これは、文部科学省から受託した平成17~20年度「原子力システム
研究開発事業」による成果です。
<主な特長>
1. 現行材料の寿命に大きく影響する、放射線による劣化、局部腐食や
外部環境影響による割れ等の高経年化事象のリスクが大きく下がる
ため、再処理施設の蒸発缶や原子炉の炉心構造物等の機器の更新
寿命を飛躍的に延長できること。
2. 溶接性が飛躍的に改善し、溶接材料に母材と同一材を用いる「共材
溶接」が可能となり、溶接部が母材同等の高性能・高品質を確保できること。
<製造技術>
還元精錬と揮発精錬を組合せた画期的な手法により、比較的廉価な原料を
用いても、組成が均一で主要不純物が100ppm以下の高清浄度鋼塊の
大規模溶製が可能になります。
これにより、不純物が阻害していた高Cr-高Ni系のオーステナイト鋼本来の
優れた「耐食性」、「耐照射性」及び「機械的特性」を同時に発現することが
可能になりました。
http://www.jaea.go.jp/02/press2008/p08121101/index.html
独立行政法人海洋研究開発機構は、技術試験衛星VIII型「きく8号」を
用いた深海探査機の遠隔制御システムを開発、このシステムを用いた
実証試験を実施し、潜航中のハイビジョンカメラ搭載小型深海探査機
「HDMROV」を、陸上の基地局で海中映像をモニターしながら、「きく8号」を
介して遠隔制御する試験に成功しました。
これまでの静止衛星を利用した同様のシステムは、衛星通信装置の
制約から、動揺の小さい大型の専用母船上での利用に限られていましたが、
開発したシステムは、携帯電話程度の非常に小さな端末からでも「きく8号」
搭載の世界最大級の大きな送受信アンテナにより直接衛星と通信できるという
特長を最大限に生かし、衛星遠隔制御型の小型深海探査機を開発するとともに、
探査機にも搭載可能な小型の追尾装置及びアンテナを開発したことにより、
世界で初めて、漁船などの小型船舶を母船として利用できることを確認しました。
本システムを用いることで、陸上の研究室に居る研究者も乗船研究者と
同時に深海調査に参加できるようになり、例えば観測対象について知識のある
研究者の意見を聞くことで、調査方法や範囲を臨機応変に変えて調査を
進めることが可能となり、調査観測の効率を向上させることが期待されます。
なお、本試験は独立行政法人宇宙航空研究開発機構、独立行政法人情報
通信研究機構及びETS-VIII利用実験実施協議会の協力を得て実施いたしました。
http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20081210/index.html
星座は、複数の恒星が天球上に占める見かけの配置を、その特徴から連想したさまざまな事物の名前で呼んだものです。
そんな、ロマンチックな星座に関する情報の登録を募集しています。
現在一般的に用いられる星座名は、国際天文学連合(IAU)が定めた88星座の分類による。これは西暦100年頃、アレキサンドリア(エジプト)の天文学者クラウディオス・プトレマイオスがオリオン座・ふたご座等、古代ギリシアに由来する星座をまとめた「トレミーの48星座」(トレミーはプトレマイオスの英語読み)をベースに、ヨーロッパ諸国の大航海時代に南天に与えられた比較的新しい星座(ほうおう座、はちぶんぎ座など)を付け加えることにより成立した。
そのほかの呼び名も提案されたが勝ち残れなかった。特に「しぶんぎ座」は、現在はうしかい座(りゅう座とも)の一部で、これにちなんで「しぶんぎ座流星群」の名がある。現在の領域にちなんで、「りゅう座イオタ流星群」ともいう。
これ以外にも非公式な呼び名(asterism:星群)もある。例えば、「北斗七星」はおおぐま座の一部で、くまのしっぽにあたる目立った7個の星がひしゃく状をなすことから名づけられた名前である。
IAUの星座分類は、名称を定義しただけではなく、各星座の範囲を厳密に決めたことも特徴である。すべての星座は赤経・赤緯の線に沿った境界線で区切られている。このため、あらゆる太陽系外部の天体は必ずどれかひとつの星座に属することになる。各恒星は、星座内での光度の順番などにより、ギリシャ語のアルファベットと星座名をあわせ、「こと座 α(アルファ)星」などと呼ぶ。国際的にはラテン語を使い、α Lyraeと書く。このとき星座名は属格に活用変化させる。3文字の略符を使い、α Lyr と書いてもよい。4文字の略符もあるが全く使われない。恒星は、星座内で明るい順にα,β(ベータ),γ(ガンマ),…と名付けられる。この方式で最初の全天恒星図を作ったヨハン・バイエルにちなみ、この命名法による名をバイエル符号と呼ぶ。バイエル符号以外の命名法もある。恒星の命名法についての詳細は、恒星の項目を参照のこと。
天文学的には恒星同士の見かけの並びは特段の意味は無い。散開星団のプレアデス(すばる)などの例外を除き、星座を構成する星は互いに天体力学的な関連をもって並んでいるわけではない。地球からの距離もまちまちであって、太陽系の位置からたまたま同じ方向に見えるだけである。
しかし、古来星座にまつわるさまざまな伝説・神話が伝承されているため、これらの物語を通じて星座や天体観測に興味を持つきっかけを持つ人も多く、天文学の入門に広く話題として取り上げられ、親しまれている。